想い入れ(2)(>o<)ゞ
さてさて、前回の話の続きですが、私の「1番手の買い手は2番手の金額を上回るのは無理のようなので2番手で売却交渉をしていきましょう」との発言に対し売主は驚きの発言をしました(*゜ロ°)ノ
「オレは2番目に見に来たあいつには売りたくない。あいつは好きじゃない。オレの大事なこの家は引き続きいい人に大事に使ってもらいたい。1番目に来た人はいい人そうだ。若いのに子供も2人いて頑張ってる。いいよ。2800万円で。売る!」と50過ぎのちょっと堅そうな売主はそう言ったんですね。私は予想外の言葉に驚いてしばし呆然としてしまいました( ゜o゜)
奥様も渋々なのか同意見のようでめでたく2800万円で1番手と契約が成立しました。売主買主ともとても満足そうでよかったんですが、実はこの売主は住み替え希望のため売却資金は残りの借金返済と住み替え先の頭金に充当される予定でした。そして新居の不足分は当然借金です。よって、本来2900万円で売れる可能性があったにもかかわらず自らの『想い入れ』によって100万円余計に借金をしたということになります。言い換えれば「100万円で想い入れを買った」ということでしょうか(-_-;)
まっ、この売主は借金は多少多くはなりましたが大勢に影響はなく無事住み替えが出来ましたが、きっと売主の人情を重んじる性格からして今回の住み替え計画が少々苦しくなったとしてもきっと結果は同じだったんだろうなと思います。これで売ったはいいが資金ショートで住み替えが出来ない、なんてことになったら本末転倒ですよね。もちろん我々はそうならないように事を運びますが(^^;;)
さて、最近にもちょっと違うケースですが1つありました。海に近い広い別荘地風の土地にだいぶ古い空家が建ってまして背の高い草木が生い茂り管理もままならない状況で周辺相場では綺麗な更地であれば1000万円くらいのところなんですね。ところがそんな状態では建物解体、草木の伐採整地の費用が過大に掛かるし、道路も狭く、敷地も道路から低くなっていて、良くても相場の半値くらいが関の山なんですね。そこに奇跡的に700万円で買い手が付いたんです。「ここで売らないといつ売れるか分からないし、将来売れたとしても二束三文ですよ」と売主を説得したんですが、ここで例の『想い入れ』というやつが登場したんですね(°°;)
「昔、父はそこに住みながら一生懸命仕事をやっていて、自分も一緒に住んでいた時期もある。父が亡くなった今でもあの建物の中はほぼそのままにしてあって今でもたまに使っている。自分にとってのこの古くても大事な家をそんな金額では売れない。せめて1000万だ。でないと納得できない」とのこと。理屈では分かっていてもやはり邪魔するんですね。“やつ”が。こっちもその気持ちが分かるだけにそれ以上は言えませんし、言っても変わりません。いつの日か売主の考えが変わるのを待つしかありませんが時間が経てば買い手の気も変わってしまいます。売主は貴重な売る機会を逃してしまいました。売主の決めたことですからそれは仕様がないことですがその決断によって例えば売主の家族とかは困ってないでしょうか。他の誰かに迷惑はかかってないでしょうか。それがなければいいんですが....(>_<)
『想い入れ』 良くも悪くも厄介な“やつ”です(-o-)
| 固定リンク


コメント
『想い入れ』
それを思い出に変えることが出来るか出来ないか。
『過去』か『未来』か^^
我々は、『過去』から『明るい未来』へのサポート役ですね。
投稿: なべのしん | 2007年9月12日 (水) 10時28分
はい~(^^)
ただ、ミスをすると壊しちゃいます(>_<)
気をつけよう(-o-)
投稿: かついぬ | 2007年9月12日 (水) 13時54分
契約当事者の価値観ですから難しいですよね!
そんなに「想い入れ」があるのなら売らなければとも…
ようするに、その対価がいくらかで「想い入れ」の大きさを
はかりたいんでしょうけど。差額は300万です。
「売らないほうがいいょ!」とハッキリ言ってあげましょう
(笑)
相場価格、売り時・買い時すべて当事者次第ですから、我々
業者のものさしだけでははかれないでしょうし。
そして「想い入れ」の価格?も
投稿: お父ちゃん | 2007年9月12日 (水) 18時14分
お父ちゃん久しぶり!
はい、おっしゃるとおり振り回されて
終わっちゃいますよね(>_<)
これからは査定の項目に入れましょうか。
「想い入れ価格」ってのを(^^;)
投稿: かついぬ | 2007年9月13日 (木) 12時43分
いいアイデアです!(爆)
不動産取引市場に改革を…です。
我々のような誠実な業者はほんと苦労しますョ(笑)
投稿: お父ちゃん | 2007年9月13日 (木) 16時04分
はい、まったくです(^_^)
どっかで神様が見てくれてると願いたいですね。
あっ、でも神だのみになったら終わりか...(^^;;)
投稿: かついぬ | 2007年9月13日 (木) 17時47分